K11のBKDG

BKDGでググッたら、まだ出ていないK11ファミリ*1用のBKDGが出てきた。BIOS(マザーボード)開発者とか向けの資料っぽいのでCPUが出る前に出回ってても不思議ではないんだけれど、一般人でも読める状態にあるんだなぁとちょっと驚いた。

BIOS and Kernel Developer’s Guide (BKDG) For AMD Family 11h Processors
http://www.amd.com/us-en/assets/content_type/white_papers_and_tech_docs/41256.pdf

とりあえずザックリ見た感じだけど、K10との違いとしては、仕様書上は

  • コアごとに電圧変更可能(っぽい)
  • CnQのP-Stateを最大8段階サポート

コアごとに電圧可変は現状で何で実装されてないのか不思議なくらいなのでまぁそうかー、みたいな感じなんだけど、CnQの動作を最大8段階ってここまで細かく分ける必要は・・・、あ。それに見合うだけ周波数を向上させる予定ってことかなぁ?

今後のAMDのCPU予定

とかぼんやり思いながら、ふと思い立って最近のAMDのロードマップ調べなおしたら、ATICからの投資が決まる前後のロードマップと比べると随分混沌とした*2状況になってたので、BKDGが言うK11ファミリって、現在予定されてる次期コア(Bulldozer)のこと言ってるのかよくわかんないなぁとか*3

後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ AMDが新マイクロアーキテクチャCPU「Orochi」と「Ontario」を2011年に計画
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1114/kaigai476.htm

とりあえずこのロードマップを正しいと仮定して色々調べたら、Bulldozer = K11で間違いないっぽいので、まぁどうでもいいやって思った。

*1:32nmプロセスで製造予定のBulldozerコアのこと・・・かなぁ

*2:色んなコードネームのCPUが予定から消えたり復活したり

*3:K11用のBKDGは2008年7月- ATICからの出資が決まる前 -に公開されているので