ヴォイス〜命なき者の声〜 第1話

OPの映像で、都内をミニチュアのように映していたのが印象的だった。日本だと写真家の本城直季さんに代表されるミニチュア風撮影手法*1を使ってるのかなぁとか(撮影後にそう見えるよう加工した可能性も、無きにしも非ずだけどまぁそんな面倒なことはしてないか)。

主人公の瑛太のファッション、変わり者具合を際立たせるための演出かなとも思うけど、真緑のダッフルコートとか、指だけが出るセーター(?)とか、変わったの着てるなぁって思った。今回、事件の原因となった子供が緑色の短パン履いてたので、物語のキーになるところで、緑色を使うのかなぁと思ったり。ナイト・シャラマン監督が自身の作中で赤色を効果的に使ってたのを思い出してそこから連想しただけなんで、気のせいかもですが。

あと、法医学をもとに犯人(死亡原因)を追求するって流れは、海外ドラマ"CSI"の影響受けてるのかなぁとか思って見てたのですが、物語中盤で登場人物(法医学生)の1人が「海外ドラマの影響で・・・」って法医学を目指した動機を話してて、オィっ!て思った。別に問題ないのですが(・▽・;

作品の感想としては、主人公瑛太がほとんど超能力みたいな推理能力を使うので、ちょっとついていけないなぁと。。。物語中、仮説→実証の流れなしに、主人公の仮説だけで突っ走るのが個人的に受け入れがたいなぁと(物語の中では、瑛太の仮説は合ってることになってるのでいいっちゃいいんですが、『仮説をいかに実証するか』という部分が科学の1つの醍醐味だと思っている自分としては、面白みがあまり感じられないというか・・・ごにょごにょ)。人情ドラマって趣が強かったので、その辺求めちゃいけないってことかもしんないなぁとも思ったり。

*1:シフトレンズを用いて、チルトを弄って、被写界深度を思い切り浅くして撮る方法